新潟県柏崎市で創業200年。墓石・仏像・記念碑など、石のことなら梅沢石材店におまかせください。

代表ごあいさつ

代表ごあいさつ

梅沢石材店8代目店主の梅沢廣仁です。

江戸時代に創業してから今まで、長年にわたり地域の方々にお世話になってきました。代々、家族経営のとても小さな石屋ですが、今まで続けて来られたのは、地域の皆様の支えがあったからだと、心より感謝しております。

子供の頃、石を切る機械の音や父が石をハツるノミの音などを聞いて育ちました。仕事場が家の出入り口だったので、石をハツっている父のわきを通るとき、小さなコッパが飛んできて痛かったことを思い出します。また、家の外には石の材料や作りかけの物などがおいてあり、そこが格好の遊び場でした。作りかけの狛犬の背中にまたがって、バイクごっこをするのが私のお気に入りでした。

高校卒業後、石の都として知られる愛知県岡崎市へ修業に行きました。日中は石屋の養成工として仕事を教えてもらいながら、夜間、職業訓練校で学科の勉強をする生活が3年間続きました。当時は上下関係が厳しく、職場の先輩の言うことは絶対でした。ヘマをして怒鳴られるのは日常茶飯事、「お前ドとろい!!!」などとよく言われたものです。でも、自分が作ったものを褒めてもらった時などはとてもうれしかったです。辛いことも多かったですが、とても充実した3年間でした。

梅沢石材店に入り、石工職人の先輩である父の背中を追いかけて30年が経とうとしています。若い頃は自分の技術を磨いて、腕を上げたい、名工と人様から呼んでもらいたい、と考えていました。先祖が姿物を得意として石仏を多く残していました。高さが5mもある大作もあります。そんな先祖への憧れもあったと思います。今考えると独りよがりの考えだったと思います。腕を上げる、有名になる、という自分中心な・・・。その頃は石だけを見て、その先にあるお客様の思いを感じようとていなかったと。

平成19年、新潟県中越沖地震で多くのお墓や石塀が倒壊しました。復旧作業が間に合わず、その年のお盆には墓地の中にブルーシートで覆ったお墓が目立ちました。幸い当店施工のお墓は被害が少なかったため、見知らぬお客様から依頼を受け、1度も行ったことのない墓地に復旧作業に行くこともありました。竿石が落ち、台石がずれて、お骨が丸見えになっているお墓を元通りに据え直した時、お客様から「助かったよ、直してくれてありがとう。」といわれた時、胸が熱くなったのを覚えています。

父に代わって、お客様と接する機会が増えるようになり感じたことは、自己満足の仕事ではなく、お客様が「いい仕事をしてくれたなあ」と思える仕事をしなくてはいけないと言うことです。

お客様の思いに寄り添い、お客様の思いを形にする、とてもやりがいのある仕事だと思っています。スタッフ一同、精一杯努めますので、どうぞよろしくお願い致します。

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