面白い形です
ちょっと変わった形のものを作る機会を頂きました。
五角形の中に、もう一つ五角形がある、面白い形。
これは、ある彫刻家の先生からのご依頼です。
彫刻作品の台座になる物です。
材質は妙高市から産出される千草石という安山岩です。
直径60センチの円に内接する正5角形。
正五角形ってどうやって描く?
ネットで調べよう!
コンパスと定規で描けるんだぁ
そう言えば高校の時、数学の先生が「正多角形はコンパスと定規だけで描けるんだよ」と言ってたなぁ、こんなところで数学が必要になるとは・・・
原図を描くまでに一苦労でした。
加工に入ったらまた一苦労です。
中の5角形の線をまっすぐ出すのが難しい。
斜めに削る角度が浅いため、磨き上がりでうまく線が出せるか心配でした。
少し削っては、にらんで線が曲がっていないか確認し、また削る。
ひやひやドキドキしながらの作業でした。
でも何故かワクワクもしてました。
何とか完成、無事引き渡し出来ました。
ご依頼主から「いいですねぇ」と言っていただき、ホッとしました。
時には、いつもと違った仕事をするのも良いなぁと思います。
後日、作品を据え付けた完成写真を頂けるとのことなので、その時はまた、ご紹介したいと思います。